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Vol.13 クラゲの展示について(ポリプ-5)

2014.6.10

 果実酒ビンで管理しているクラゲのポリプは毎日餌としてアルテミア幼生やワムシを与え、1ヶ月に1回、定期的に全換水を行います。しかし状態が悪化している場合は直ちに換水などの対処を行います。状態の良いポリプは触手を長く伸ばします。逆に状態の悪いポリプは触手が縮んで団子のようになってしまいます。

 

 

 ポリプは非常に小さく、肉眼では見えにくいため、状態を観察する時はルーペを使用します。

 換水する時は容器内の海水を全て捨てた後、新しい海水でザブザブ洗ってポリプについたゴミやコケなどを洗い流します。この時、慎重になりすぎて、よく洗わないと逆にポリプの状態が悪化することがあります。

 

 

 クラゲの飼育係はクラゲだけでなく、ポリプの状態も毎日注意深く観察し、健康状態を常にチェックしているのです。

著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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