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Vol.15 クラゲの展示について(幼クラゲ-2)

2014.8.12

 クラゲ飼育係の毎日の作業の一つにビーカーの換水作業があります。午前中にガラスビーカー内のクラゲに餌を与え、午後からクラゲだけを新しい海水の入ったビーカーに移動する作業です。餌を与えたまま、次の日まで置いておくと水質が悪化することがあります。

 

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 クラゲの移動方法は種類によって異なりますが、基本的にはスポイトで幼クラゲを1個体ずつ吸い取って移動します。中型の幼クラゲは金魚の選別用の網を使用することもあります。

 幼クラゲを入れたビーカーは大量にあるので、移動が全て完了するまでに2時間近くかかることもあります。とても大変な作業ですが、移動する時にクラゲの状態を把握することができるため、大変重要な作業の一つです。

 

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 九十九島水族館のクラゲのバックヤードはお客様も見ることができます。このようなクラゲの移動作業は、他ではあまり見ることができないので、お客様に大変喜ばれています。

著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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