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Vol.17 クラゲの展示について(成体-1)

2014.10.15

 九十九島水族館では飼育しているクラゲに毎日1~2回の餌を与えています。小型のクラゲや幼クラゲには孵化直後のアルテミア、毒の強いクラゲにはエビのミンチや生きた小魚を与えることもあります。この他、クラゲの中にはクラゲを食べる種類もいます。アカクラゲやオワンクラゲなどにはミズクラゲを与えます。また、有櫛動物のウリクラゲにはカブトクラゲを餌に与えています。

 

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 餌に使用するミズクラゲやカブトクラゲは調査や採集に行った時に、少し多めに採集して予備水槽でストックしておきますが、これらのクラゲは出現する季節が決まっており、いつでも採集できるわけではありません。採集ができない時期は、ミズクラゲは繁殖した個体を使用しています。

 

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 水族館で繁殖しているミズクラゲは突然、状態が悪化することもあります。ミズクラゲが採集できる春の時期であればすぐ採集して補充することができるのですが、春以外は繁殖が順調にいっていないと、餌に使用するミズクラゲが不足することになります。このような餌不足がおきないようにクラゲの飼育係は餌用のクラゲの出現時期を考慮して飼育計画をたてています。

著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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