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Vol.20 クラゲの展示について(成体-4)

2015.1.10

 クラゲは海の中をふわふわ泳いでいるイメージが強いですが、中にはあまり泳がない種類もいます。ハナガサクラゲは大変美しいクラゲで九十九島では春から夏にかけて出現しますが、この時期に海で潜水調査をすると海底でじっとしている姿がよく確認できます。このクラゲは夜行性で、日中は触手を縮めてあまり動きませんが、夜間は触手を長く伸ばして活発に泳ぐこともあります。

 

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 この他にカギノテクラゲやエダアシクラゲもあまり泳がないクラゲで、九十九島では早春にアマモが生えているアマモ場で多く確認できます。これらのクラゲを採集するにためにはアマモ場に潜水して、アマモにくっついているクラゲを網で掬い取ります。

 

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 ハナガサクラゲやカギノテクラゲは毒が強く、刺されると大変危険です。九十九島水族館ではこれらの毒の強いクラゲに生きた小魚や小エビを与えることもあります。毒が強いため、小魚や小エビを簡単に捉えて丸呑みしてしまいます。

著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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