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Vol.23 九十九島のクラゲ Part3 アカダマクラゲ

2015.5.1

 九十九島周辺では春に見られるクラゲですが、出現数はあまり多くありません。刺胞動物ではなく、有櫛動物の仲間なので触っても刺されません。口と反対部分に2本の糸状の突起を持っています。また、体の水管の部分に小さな赤い粒が多数あり、これが名前の由来となっています。

 

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 このクラゲを採集して標本瓶に入れると、すぐ海水が薄い赤茶色になります。これは体の赤い粒から液体が流れ出し、煙幕のように広がるからです。この液体は独特の匂いがします。

 

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 このクラゲは櫛板の部分が光を反射してキラキラ七色に光る大変美しいクラゲで、お客様にも人気のあるクラゲですが、飼育は大変難しく、どうしても一時的な展示となっています。これから水温や餌など試行錯誤して長期飼育に挑戦していきたいと思っています。

 

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著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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