日本全国の動物園と水族館をつなぐ情報誌、「どうぶつのくに」「どうぶつえんとすいぞくかん」公式Webサイト

どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.26 九十九島のクラゲ- Part6 アミガサウリクラゲ

2015.7.16

 九十九島周辺では春に少数見られるクラゲで、大きさが10cm程度に成長します。有櫛動物の仲間で毒はなく、刺されることはありません。ウリクラゲと似ていますが、体形が扁平で、体の中の水管が網目状になっていることからウリクラゲと区別できます。アミガサという和名はこの網目状の水管からつけられたといわれています。

 

1

 

 このクラゲは自然界では同じ有櫛動物のクラゲを食べています。水族館ではアミガサウリクラゲを水槽内に複数個体飼育していますが、同じ種類では共食いはおこらないようです。餌にはカブトクラゲやツノクラゲを与えており、餌のクラゲが体に触れた途端、大きな口を開けて丸呑みにしてしまいます。

 

2

 

 九十九島ではこのクラゲに大変良く似た別種と思われるクラゲが何種類か確認されています。将来的に調査を進めてこれらのクラゲとアミガサウリクラゲの関係を解明していきたいと思っています。

 

3

著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

カテゴリー

カテゴリー一覧

このカテゴリーの他の記事

ページTOPへ

Copyrights © 2010 Doubutu-no-kuni All Rights Reserved.
誌面、Webにおけるあらゆるコンテンツの無断複写・転載を禁じます。