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Vol.25 九十九島のクラゲ Part5 アマクサクラゲ

2015.7.9

 九十九島周辺では春に少数、見られるクラゲで、傘の大きさが10cm以上に成長します。16本の長い触手に強い毒があり、刺されると激痛がはしります。九州の天草でよく出現することからこの和名がつけられたといわれています。

 

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 アカクラゲと似ていますが、傘に放射状の赤い筋がなく、疣状の小さな突起が多数あります。また傘の縁には感覚器がアカクラゲの8個に対してアマクサクラゲは16個みられます。

 

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 水族館ではこのクラゲを常時繁殖し、展示しています。アカクラゲなどは1つのポリプから複数のエフィラがでてきますが、このクラゲは1つのポリプから1つのエフィラしかでてきません。エフィラは最初、褐色の小さな花のような形をしていますが、成長するに従い、薄い色に変化していきます。クラゲを食べるクラゲで、成長した個体にはミズクラゲを餌として与えています。

 

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著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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