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Vol.29 九十九島のクラゲ-Part9 イチメガサクラゲ

2015.10.9

 九十九島周辺では春と秋に見られるクラゲです。毎年確認できますが、多数出現することはありません。傘の大きさが10ミリ程度の小型のクラゲで縁膜がよく発達しており素早く泳ぐことができます。成長した個体ではその8本の放射管上に楕円形の生殖腺が発達します。触手は16本で感覚器も16個あります。

 

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 この名前は昔の女性用の笠である市女笠に形が似ていることから名付けられたといわれています。外洋性のクラゲでポリプの世代がなく受精卵から直接クラゲとなります。

 

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 このクラゲを水槽に入れて照明を当てると虹色に輝き大変美しいですが、長期飼育が困難なクラゲです。九十九島水族館では将来的に常時展示し、お客様に見ていただけるように飼育方法の確立に取り組んでいます。

 

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著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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