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Vol.31 九十九島のクラゲ Part11 ウリクラゲ

2015.12.10

 九十九島周辺では主に春に見られるクラゲで、大きさが10cm程度に成長します。有櫛動物の仲間で毒はなく、触っても刺されることはありません。アミガサウリクラゲと似ていますが、体形が丸く、体の中の水管が網目状になっていないことからアミガサウリクラゲと区別できます。ウリクラゲという和名は形が瓜に似ていることからつけられたといわれています。

 

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 このクラゲはアミガサウリクラゲと同様に自然界では同じ有櫛動物のクラゲを食べています。水族館ではウリクラゲを水槽内に複数個体飼育していますが、同じ種類では共食いはおこらないようです。普段はゆっくり移動しますが、餌となるカブトクラゲやツノクラゲが体に触れた途端、俊敏に動き、大きな口を開けて丸呑みにしてしまいます。

 

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 九十九島ではこのクラゲに大変良く似た別種と思われるクラゲが何種類か確認されています。将来的に調査を進めてこれらのクラゲとウリクラゲの関係を解明していきたいと思っています。

 

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著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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