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Vol.32 九十九島のクラゲ-Part12 エダアシクラゲ

2016.1.9

 九十九島周辺では主に春に見られるクラゲで、大きさが数ミリ程度の小型のクラゲです。普通のクラゲと異なりあまり泳ぐことがありません。触手には多くの吸盤があり、それを使用して海草などにくっついて生活しています。このクラゲの触手は何回も枝分かれしており、エダアシクラゲという和名はこの触手の特徴からつけられたといわれています。

 

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 九十九島ではアマモいう海草が生えている場所で多く確認できます。飼育担当者は毎年、早春の海に潜ってアマモに付着しているクラゲを網で採集します。

 

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 水族館ではこのクラゲの継続的な繁殖に挑戦しています。ポリプを15℃で管理していると幼クラゲが出てきますが、まだ安定的な繁殖方法が確立出来ていません。さらに成体クラゲも小型のため展示方法が難しいクラゲです。

 

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 九十九島水族館では将来的に常時展示し、お客様に見ていただけるように飼育方法および展示方法の確立に取り組んでいます。

著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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