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Vol.5 おちょぼ口の奥には…

2013.5.23

皆さん、こんにちは。6月4日~6月10日は厚生労働省、文部科学省そして日本歯科医師会が実施している「歯と口の健康週間」です。 ということで、今回はフグの歯のお話。動物の歯の形は食べ物やその食べ方と大きな関係があります。

フグの歯、というと鋭い歯のイメージがあると思いますが、実は大きく3つに分かれます。

ソウシハギの歯

トラフグなど物をくいちぎるのに適した歯、カワハギやハコフグなど物をけずりとるのに適した歯、そしてハリセンボンなど物を噛み砕くのに適した歯。どの歯もまるで計算されたかのような構造で美しいのですが、中でも惚れ惚れするのはハリセンボンの仲間の歯。一見何の面白みのない形ですが、すぐ奥にはまるで洗濯板のような部分があります。ここで甲殻類や貝類をバリバリと噛み砕いているのです。

トラフグの歯

洗濯版のような歯

フグを観察する時には、おちょぼ口の奥をよーく覗いてみて下さい。食べ物との関係が垣間見えると思いますよ。そして、皆さんも歯を大切に!!

ハリセンボンの歯

著者プロフィール

山ノ内祐子(やまのうち・ゆうこ)

1979年千葉県館山市生まれの福島県福島市育ち。夏休みに訪れていた館山の海に魅了され、水産学部へ進学。カエルウオを追ったり鯨類の勉強をする。しものせき水族館入社後は2年半の海獣展示課勤務を経て、現在はマンボウやトラフグ等の大型フグ目魚類、砂泥底の生き物を担当をしている。フグ目魚類の歯と皮の標本作製が趣味?で会社の机の引き出しはそれらでいっぱい…

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