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Vol.67 ハリセンボンBabyの成長記録

2018.12.17

 皆さん、こんにちは!以前書いた記事(Vol.42 わっしょい!わっしょい!)にて、ハリセンボンの産卵についてお話しましたが、今年の夏に生まれたハリセンボンがこの度展示デビューしました!今回は、展示デビューを記念して、その成長の様子をお話ししたいと思います!
 卵からふ化したばかりの赤ちゃんはおよそ3mmにも満たない大きさで、透明な体をしています。この頃は、まだ体にトゲはありません。ふ化から1~2日経つと今度は背中が黒くなり、活発にヒレを動かすようになります。

ふ化から2日後の赤ちゃん。まだ透明な体のものもいます。

 ふ化から1週間を過ぎると大きさは4mm程度まで成長し、ヒレや鰓などの体のパーツがはっきりしてきます。この頃には、小さすぎて目立たないものの、一丁前にお腹を膨らませるようにもなります。

ふ化から1週間後。撮影のためにガラス容器に移すと、驚いたのか腹部を膨らませた。

 ふ化から20日後、大きさは1cmを超え、短いトゲが生えてきます。体色は違いますが、体の形は大人そっくりになりました。

ふ化から20日後。ようやく棘が生えてきました。

 ふ化から2ヶ月も経つと大きさは5cm程度まで成長し、まさに「ミニハリセンボン」というような形や色になりました。泳ぎも上手になり、エサの生きたイサザアミを必死に追いかけて食べる様子や、水槽を覗く人にびっくりして一目散に逃げていく様子など、可愛らしい動きを見せてくれます。

ふ化から2ヶ月後。大人とほとんど変わらない姿になってきました。

 現在、ふ化から約3ヶ月の赤ちゃんを2匹展示していますが、「小さいハリセンボンだ!」「ちょこちょこ泳いで可愛い!」と来館者に大人気です(^^) 無事大きく育てて、大人のハリセンボン水槽にデビューさせることが今後の目標です!
 また、今だけのこの可愛らしさをよりたくさんの方にお届けすべく、今年度より始めた海響館のInstagramにて「#ハリセンボン#赤ちゃん」動画をせっせとアップしています!写真では伝えきれない赤ちゃんの可愛さを、とくとご覧あれ!

著者プロフィール

笠井未来 (かさい・みく)

1991年東京生まれ。2015年から下関市立しものせき水族館「海響館」の魚類担当として働き始める。都会育ちにもかかわらず、趣味はスノーケリングで、特技は生物採集!大学では魚の繁殖生態の研究で毎日海へ潜り、魚の恋愛模様を覗き見る生活を送る。フグやカエルなど、ぽっちゃりとした生き物をこよなく愛する。

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