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Vol.59 ウニを食べる!!

2018.3.21

 3月10日より、海響館では春の特別企画展「食べる!!~生き物の食事~」を開催しました!この企画展では、生き物たちの「食べる」行動に注目して、エサの種類や食べ方について解説しています。今回は企画展の宣伝もかねて、「鋭いトゲを持つウニを食べる生き物」の展示ブースをちょっとだけお見せします!

企画展モンガラカワハギ水槽(現在はイソモンガラを展示中)

こちらのオレンジの壁紙が目印の水槽で展示しているのは、モンガラカワハギの仲間のイソモンガラです。モンガラカワハギの仲間は、するどくとがった歯と力強いアゴを持っており、貝類や甲殻類など、硬い殻をもつ生き物もバリバリとかみ砕いて食べてしまいます。しかも、硬い殻だけでなく鋭いトゲを持ったウニも食べてしまうというのだから驚きです!では、トゲトゲのウニを一体どうやって食べているのかというと、ウニのトゲを咥えてひっくり返し、トゲの少ないウニの口がある下側から殻をかみ砕いて中身を食べます。

ウニをひっくり返しているイソモンガラ

 裏側はトゲが少ないと言いつつも、思いっきりかぶりつく様子を見ているこちらはとても痛そうに感じてしまいますが、食べているイソモンガラはどこ吹く風といった様子です。モンガラカワハギの仲間は体表を板状の硬いウロコで覆われているため、トゲでダメージを受けにくいのかもしれません。

「エサやりしてみたい生き物№1選挙」選挙ポスター

 また、企画展内にて、「エサやりしてみたい生き物№1選挙」を開催しています。7種類の生き物の中から、一番エサやりをしてみたい生き物を選んで来館者に投票していただき、得票数No.1の生き物の「エサやり体験バックヤードツアー」を開催するというイベントですが、ここでは3種類のフグ目魚類たちがノミネートされています。まずは、迫力のあるのマンボウ。次に、丸っこい体形がキュートなサザナミフグ。最後に、カワハギのそっくりさんなウマヅラハギ。この3種類のフグ目魚類たちが№1に輝くのか、はたまた、アオウミガメやクラゲなど他の生き物に軍配が上がるのか…。結果発表がとても待ち遠しいです。

※生物の状態により展示を中止・変更することがあります。ご了承ください。
※「エサやりしてみたい生き物№1選挙」の詳細は、海響館HPをご覧ください。

著者プロフィール

笠井未来 (かさい・みく)

1991年東京生まれ。2015年から下関市立しものせき水族館「海響館」の魚類担当として働き始める。都会育ちにもかかわらず、趣味はスノーケリングで、特技は生物採集!大学では魚の繁殖生態の研究で毎日海へ潜り、魚の恋愛模様を覗き見る生活を送る。フグやカエルなど、ぽっちゃりとした生き物をこよなく愛する。

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