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Vol.51 フグの可愛さの秘密~part3:動き~ 

2017.7.18

 part1にて「目」、part2にて「体型」に注目してきましたが、part3では「動き」に注目して可愛さの秘密を見ていきたいと思います!
フグの仲間には、「後ろに下がる」「その場で向きを変える」「体を傾ける」などの多彩な「動き」が出来るものがいます。なぜそんな動きが出来るのかというと、フグの仲間は一 部の種類(ギマ、ウチワフグなど)を除いて、尾ビレではなく胸ビレ・背ビレ・臀ビレを主に使って泳ぎますが、その中でも特に胸ビレを器用に動かすことで様々な「動き」が出来ているようです。その場でくるりと回ってみたり、水槽を覗く人に驚いて後ろにバックしたりする様子はとても可愛らしく、ずっと見ていても飽きません!

体に対して大きな胸ビレを持つ。(ロングスパインバーフィッシュ)

斜めに傾く。(レティキュレイトボックスフィッシュ)

 また、尾びれで泳ぐ場合は体全身使うので動かす回数が少なくても前に進みますが、尾ビレを使わないとそうはいきません。つまり、フグたちは泳ぐとき、尾ビレ以外の各ヒレを高速で動かしているんです!そんな様子に気づいたお客様から、「ヒレを必死にパタパタさせていて可愛い!」という声が聞こえることもあります。

ヒレの動きが速すぎて、写真ではぶれることも…。(テトラオドン・ムブ)

 さて、ここまで3回に分けてフグの可愛さの秘密を紹介してきましたが、彼らを毎日見ている私たち飼育員ですら、ふとした時に可愛さに悶えてしまうことがしばしばあるくらい、まだまだたくさんの「可愛さ」があります。ぜひ皆様も、海響館へフグたちの可愛さに癒されに来てください!

著者プロフィール

笠井未来 (かさい・みく)

1991年東京生まれ。2015年から下関市立しものせき水族館「海響館」の魚類担当として働き始める。都会育ちにもかかわらず、趣味はスノーケリングで、特技は生物採集!大学では魚の繁殖生態の研究で毎日海へ潜り、魚の恋愛模様を覗き見る生活を送る。フグやカエルなど、ぽっちゃりとした生き物をこよなく愛する。

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