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Vol.15 川にもフグがいる!?

2014.5.5

皆さん、こんにちは!すっかり暖かくなりましたが、お元気ですか?ところで皆さん、「フグ」は漢字でどのように書くか知っていますか?そう、「河豚」と書きます(すみません、簡単でしたね…)。なぜ「河」の「豚」かというと、その由来とされているフグがこちら!

メフグ

メフグです。
東シナ海、南シナ海にすむメフグは、成長して繁殖時期を迎えると中国や朝鮮半島の河川を上り、湖でもみられます。日本では馴染みがありませんが、韓国では美味とされ、高級なフグです。正面顔が豚のよう…、ではなく、陸に上げると「ぐうぐう」と出す音が豚のようなので、「河豚」というわけ。
日本には、川で一生を過ごすフグ「淡水フグ」はいないのですが、世界には東南アジアやアフリカなどに30種類以上の淡水フグがいて、海響館でも現在7種類を展示しています。そのいくつかをご紹介しますね。

テトラオドンバイレイ

テトラオドンバイレイ。「毛フグ」とよばれていて、体表にはやわらかい「皮弁」がたくさん生えています。

テトラオドンミウルス

テトラオドンスバッティ―

テトラオドンミウルスとテトラオドンスバッティー。
お世辞にもかわいいとは言えないこの表情。目も口も上を向いていて、砂に潜るのに適しています。砂に潜っている彼らの口元にエサを近づけると「バクッッ!」と食べます。

アベニーパッファー

そして、忘れてはいけないのがアベニーパッファー。世界最少のフグです。大きくなっても4㎝程度。気性が荒い、神経質、といった理由で単独飼育する事が多い淡水フグですが、アベニーパッファーは複数飼育も可能です。世界最大のフグ、マンボウとセットで必見です!
世界の川にすむフグたちを、間近でじっくりと観察してみて下さいね!

著者プロフィール

山ノ内祐子(やまのうち・ゆうこ)

1979年千葉県館山市生まれの福島県福島市育ち。夏休みに訪れていた館山の海に魅了され、水産学部へ進学。カエルウオを追ったり鯨類の勉強をする。しものせき水族館入社後は2年半の海獣展示課勤務を経て、現在はマンボウやトラフグ等の大型フグ目魚類、砂泥底の生き物を担当をしている。フグ目魚類の歯と皮の標本作製が趣味?で会社の机の引き出しはそれらでいっぱい…

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